2019年10月27日

神の人類救済計画 近世400年の分析 A   〜西洋神学 近代史〜

皆様、こんにちは。台風や水害の被害に見舞われた方々には、心からお見舞い申し上げます。10月下旬なのにまだ台風情報があり、朝夕も温かいのか寒いのか?不安定な毎日です。
どうか体調管理をしっかりとお願いします。特に猫ちゃんたちはこの時期から風邪をひきやすくなります。暖かくしてあげてください。
では、前回に続いて「近世400年の分析」の最後をまた友人に語っていただきます。

友人:近世400年の歴史を主にキリスト教を中心として3段階に分けました。今回は最後の三番目、「政治、経済および思想の成熟期:1789〜1918年」の解説です。
前の時期で、カイン・アベル2つの人生観が樹立されましたが、この時期に入ると2つの世界観が形成されるようになります。では信仰をベースとした「民主主義」を見てみましょう。
1) カイン型民主主義:1789年、それまでの絶対主義社会の封建的支配を打破し、第三階級(市民)の自由・平等と解放のために民主主義を唱えながら起こった革命がフランス革命です。人権宣言がなされて、フランスの民主主義が樹立されます。しかし、この革命の出発は、唯物思想(神を否定する)に流れ込んだ啓蒙思想、が絶対主義社会を打破するために出現しましたから、カイン型民主主義(神から遠い)と位置付けます。
やがて、この思想が人の心の面よりも外的な生活面ばかりを重んじる方向に発展し、ドイツのマルクス主義とロシアのレーニン主義に体系化され、最後は共産主義社会を形成するに至ります。

2) アベル型民主主義:イギリスのチャールズ1世が専制主義と国教を強化したため、清教徒たちが圧迫され、信仰の自由を求めて、ヨーロッパの他国や新大陸(アメリカ大陸)に移動します。1642年イギリスのクロムウエルが中心となり清教徒革命が起こります。
更に、1689年オレンジ公ウイリアムがイギリスに上陸して王位につき権利宣言を承認。
これが有名な「権利章典」として英国憲法の基本になりました。この革命はフランス革命と異なり、無血革命でしたから名誉革命と呼ばれます。また、アメリカ大陸に渡った清教徒たちは1776年アメリカ独立宣言を勝ち取りました。
このように、信仰の自由を求めるために、絶対主義社会を打破しようとした革命ですので、神を中心とした動機のためアベル型民主主義とよばれ、これが今日の民主主義を形成するようになりました。

3) 列国の植民地政策
以上のようにカイン型・アベル型という2つの民主主義形態は、みなイギリスの産業革命の影響を受けながら急速度に強化され、列国は世界的な植民地政策に走り、民主と共産の2つの世界を形成するようになります。
4) 思想面にみる三次にわたる発展原則
・カイン型:歴史を分析すると「サタン先行の法則」というのが見られます。ヘレニズムの反中世的復古運動は人本主義を生み出し、文芸復興を引き起こしました。(1段階)更に第二の文芸復興といえる啓蒙思想を起こし(2段階)、これがより一層成熟して第三の文芸復興といえる唯物史観を生み共産主義思想へと発展しました。(3段階)

・アベル型:第一次文芸復興に続いて、ルターを中心とする第一次宗教改革(1段階)、ウエスレイやスウーデンボルグなどを中心とする第二次宗教改革運動(2段階)が起こったので、必然的に第三次宗教改革運動が起こるのが歴史の発展過程での必然性になります。

5) 政治面にみる三次の発展原則
・中世封建社会の崩壊 → 専制君主社会の崩壊 → サタン側の共産主義社会を神側の民主主義社会が凌駕して、神を中心とする一つの世界=「地上天国」を作らざるを得なくなります。

6) 経済面に見る三次の発展原則
・蒸気による工業発達によって第一次産業革命が起こる → 電気とガソリンによる第二次産業革命が先進諸国で起こる → 原子力・水素エネルギーによる第三次産業革命が起こりつつある。

<まとめ>
三次に亘る精神面、生活面、文化面の改革は何のために起こっているのでしょうか?それはひとえに幸福な理想的世界が建設され、再臨のキリスト(メシヤ)をこの地上に誕生させて模範的な理想家庭の手本を示し、最終的にこの地上に理想世界を作るための準備の発展原則とみます。

では近世400年から更に歴史を現代に近づけて、次回から世界大戦を分析してみます。
この続きは次回に・・・・。


フランス革命.jpg
フランス革命(ネットより)


オレンジ公ウイリアム3世.jpg
イギリスに上陸したウイリアム3世 (ネットより)



posted by 城北通り動物病院松江 at 17:20| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする