2017年08月26日

神々と国土の誕生?―西洋神学との比較  〜出雲神学からの考察〜

残暑お見舞い申し上げます。
今年の夏は冷夏かと思ったのに、短期間での突然の猛暑。でもお蔭で田んぼの稲はすくすくと成長しています。私の実家ではお盆前に稲刈りをして、早速新米を食すという、何か時代が急ぎすぎている感じがします。温暖化のせいでしょうか?

さて、前回は古事記、日本書紀は実際の史実と異なり、かなり創作された「おとぎ話の書物」という話を書きました。余り古事記など読まれていないかもしれませんから、少し内容を見てみます。
古事記は712年太安万侶が当時の元明天皇に献上したとあります。日本書紀は奈良時代(720年)の作品。いずれも、西洋の歴史に比べると、例えば聖書は西洋史6000年前の事柄を紀元前5世紀ごろから編纂した書物と言われていますから、古事記・日本書紀など世界史的に見れば新しい時代の書物です。
シルクロードを経て文化が伝わった事を考えると、古事記、日本書紀の内容が多分に聖書など、西洋の歴史書の影響を受けていてもおかしくないでしょう。
一例をあげますと、夏祭りに全国各地で「神輿」を担ぎますね。実は旧約聖書のモーゼが多くの民を連れて荒野を渡り歩きます。その時、信仰の象徴的対象物として、「契約の箱」(神の啓示で造られた石版や杖、マナという食べもの等が入ったもの)を民に担がせて運び、荒野で天幕を造り、聖所・至聖所という2部屋式の祭壇を造り祀ったと記録されていますが、現在の神社の構造や、おみこしがまさしくそれ。旧約聖書の内容が日本の神道に流れています。

古事記の最初は世界が混沌としていたが、3大神(アメノミナカヌシ・タカムスビ・カミムスビ)によって国土が造られるとあります。聖書でも唯一なる神がおられて、天使たちが宇宙の創造を手伝ったとあります。古事記の3大神は聖書の3大天使長(知・情・意の3天使長、ルシファー・ミカエル・ガブリエル)に該当するような気がします。

やがて、日本の国土を創造したとされるイザナギ・イザナミの男女神が出現します。(国生みのニ神)オノコロ島に御柱を立てて誓約を結び最初にイザナミが声をかけてお互いに柱を廻ってイザナギと契を結び子を産みます。しかし、この子はヒル子と呼ばれる醜い子だったので海に流します。天上の神に問いただすと、「女性から先に声をかけたからダメだ。男性から声をかけ直しなさい」と言われます。イザナギから声をかけて柱を廻って契ると、ちゃんとした子が産まれます。
この内容、あれっ?どこかで聞いたような内容だと思いませんか?・・・そうです。今までシーズン1で書いて来た西洋神学の最初、アダムとエバの堕落の物語です。天使長ルシファーにそそのかれ、堕落したエバがアダムを誘って2人とも堕落してエデンの園から追い出されたという話。やはり、西洋の神学がこの時代、東洋に影響を与えていたことがわかります。

しかしここで重要な事は、自分の罪状と存在を隠すため、サタン(ルシファー)は、日本の歴史書に神自体の存在をわからなくする「八百万(やおよろず)神」という思想を植え付けました。これが、日本の神観がわけのわからない神話のおとぎ話になった背景のようです。

「古代日本正史」の著者、原田氏は文化の発展を河と平野に注目しています。
曰く、古代日本には原住民としてのアイヌ族や沖縄の琉球民族、隼人族が住んでいたようです。古代遺跡を発掘すると、群馬、栃木〜三重県あたりまで地勢に合った場所にアイヌ民族が住んでいたようです。縄文土器のほとんどはアイヌ民族の生活様式。
しかし、出雲遺跡から出てくる物には、鉄器・馬具などがあり、明らかに大陸から渡って来た文化を顕しています。
日本人のルーツは大きく分けて2ヵ所。北モンゴル系と南モンゴル系だそうです。
神社で柏手を打ちますね。あれは、モンゴル民族の挨拶の仕方だそうです。
北モンゴル族が満州→朝鮮半島→隠岐の島→出雲地方に流れてきたようで、一方南モンゴル系は、中国大陸から上海→沖縄→南九州地方に上陸したようです。

古事記では、日本の国を最初に統治したと言われる「スサノウノミコト」という人物が登場します。この人物の解析が重要なポイントになります。
初めによくよくお断りしておきますが、日本の神社に祀られているのは「神」本体ではなく、当時の人々の尊敬を集めた「人物」の霊魂が祀られているという解釈がどこまでも合理的です。
古事記にあるように、イザナギとイザナミが契を結んで、淡路島や四国・九州が生まれ、日本列島が誕生する・・・?漫画の「進撃の巨人」じゃあるまいし、女学生が遊び半分で書いたようなおとぎ話が学校の教科書に今なお真面目に書いてある・・・。日本の文科省の知性を疑います。
いい加減、科学性と合理性に基づいて日本の原点歴史を見直したらどうでしょうか?

この続きは次回に・・・。

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東京の学会の帰りにスカイツリーを見学。たか〜〜い、こわ〜〜い!!

posted by 城北通り動物病院松江 at 09:58| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月30日

西洋神学と古事記  〜出雲神学からの考察 1 〜

暑中お見舞い申し上げます。
今年の夏は、例年より気温が高い様です。そのせいか、熱中症一歩手前の症状のワンチャンや猫ちゃんが頻繁に来院されています。皆さまもお気を付けください。

さて、今回からシーズン2に入ります。出雲神学の本髄であるスサノウノミコトやオオクニヌシについて、現代神学をベースに解析を行ってみようかと思います。
まず最初にお断りを。
日本では八百万の神々として、その筆頭がアマテラス大神、スサノウ尊、オオクニヌシ尊などが登場しますが、これから記入するうえでこれらの神々の名称が長すぎますので、敬称略で記します。
また、神々の問題を扱うと必ず天皇家のルーツに関わります。私は個人的には天皇陛下大好き人間で、しかも尊敬しているという立場での記述だという事を明記しておきます。

私事ですが、私は幼い頃から島根の山奥の「熊野大社」のふもとで生まれ過ごしてきましたので、神社のお祭りや自宅の神棚は‘あってあたりまえ’の世界でした。
しかし、学業を重ねるうちに「神」とは一体なんだろう?出雲神話に出てくるスサノウやオオクニヌシは一体どんな存在?と、疑問を抱くようになりました。

そもそも、日本の国自体や文化の出発点にはどうしても出雲地方が絡んできます。
幼い頃から、出雲風土記と古事記、日本書紀の‘神話’内容を叩きこまれてきた私達は、「ふ〜んそうなんだ」くらいにしか思いませんでした。しかし、視点を世界に向けて考えてみる時、日本の神々と西洋の神、どっちなんだ?どれが本物?という疑問がわいてきます。
神の定義は「唯一絶対、平和、愛、平等、」という様な位置づけ。なのに、何故神を巡って人々は戦争をするのか?・・・・こんな疑問は私だけ?

そこで、見えない世界を扱う神学ですが、ある程度科学的・客観的思考を取り入れて分析すると、面白い内容が見えてきました。表現は悪いのですが、長い間の便秘が治った様な感覚でしょうか?

すみません。前置きが長くなりました。本論です。
これからの内容は、原田常冶著「古代日本正史」という現在では絶版になった本が参考文献です。かなりシビアに日本の古代史を分析していて、私としては共感の多い本です。
その内容から〜。
1) 古事記・日本書紀は正確か?
古事記には神々が日本の国を産んだとか、国を引っ張ってきたとか、およそ現代科学では全く意味不明の内容です。比喩・象徴で書かれている聖書でもここまでのおとぎ話ではありません。そうなると、別の事実があったものの、それが知られるとまずい事があって古事記や日本書紀の著者がおとぎ話をでっち上げたとしか考えようがないという事です。隠ぺいの理由は天皇家のルーツに関わる問題だったからです。
前出の原田氏は、古事記・日本書紀は作者の意図が加わった作り話とハッキリ明記しています。
そして、出雲風土記と中国の魏志倭人伝、そして全国の著名な神社に残されている文献を明確に何度も歩いて調べ上げ、更に宮内庁・天皇家が守って来られている祭祀とその神社の関連を徹底的に調べたようです。その執念たるやすさまじく脱帽ものです。

結論として、古事記・日本書紀は100%実際の史実の内容ではない!という事です。

では、スサノウやオオクニヌシ、アマテラスとはいかなる存在か?この続きは次回に・・。

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スサノウとクシナダ姫の墓所  出雲一の宮 熊野大社

posted by 城北通り動物病院松江 at 19:14| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月25日

人類にイエス・キリストは何故必要か?B 〜出雲神学からの考察L〜

暑くなってきました。皆さまお元気ですか?梅雨の季節は一年の内で動物たちの体調が最も厳しくなります。除湿、冷房などエアコンの徹底をお願いします。

さて、前回の続き、イエス・キリストの話です。今回で、西洋の神学解説「第一章」は一旦休止します。では、例の友人の弁からです。
友人:イエスが地上に送られた本来の目的は、堕落した人類始祖の悪魔(サタン)の血統を断ち切って、完全な善の血統を新しく出発させる為だったのです。
平たく言えば、無原罪(サタンと関係ない血統)のイエスは何としても新婦を迎えて結婚式をして、「真の神の家庭」を出発しなければならなかったのです。現代神学の最重要ポイントは、‘正しい結婚、正しい家庭づくり’なのです。(従来の神学では長い間、イエスは私達の罪を背負って十字架に架かる為に生まれて来たと解釈して来ました。これはとんでもない誤った理論です。)
私:昔も今も変わらずに、人生・仕事・事業・政治・国際事情等、全ての事象の基盤は「家庭」ですよね〜。

友人:そうです。イエスの本当の願いは十字架に架かって死ぬことではなく、神の家庭を持って子孫を沢山増やす事だったのです。しかし、最も信頼していた3人の弟子、ペテロ・ヤコブ・ヨハネが裏切ります。イエスの教えは前回話したように当時の社会では斬新すぎて異端視され、裁判にかけられました。その時、3人の弟子たちは保身に走り、イエスを知らないと言ったのですね。

結局、イエスは30歳から神の言を述べ伝え、33歳で十字架に架けられました。
最後の裁判を主催した役人は当時、強盗で死刑宣告を受けていたバラバという囚人とイエスの2人を引き出して、「私はこのイエスに罪があるとは思えない。皆が決断せよ。死刑にするのはバラバか、イエスか?」とユダヤの民に問います。ユダヤの人々は一斉にバラバを許せ。イエスを十字架に!と。(この後、もし私達(ユダヤ人)がこの判断を間違っていたらその罪は私達と子孫が背負う・・・と宣言します。そのため、第二次世界大戦でユダヤ人600万人の殺害が成されたのです。)

ゴルゴダという丘の上まで、イエスは自分が磔にされる十字架を背負わされ、市街地を歩かされ、ついに丘の上で十字架刑に処せられます。イエスの両側に2人の罪人が一緒に処刑にされました。左の強盗は間際でもイエスをののしりましたが、右の強盗はこの人は何の罪もない神の子だ、と証します。イエスはすべての弟子に裏切られ、最後にただ一人右の強盗と共に楽園に行くと告げて亡くなります。イエスの最後の祈りは、「神よ彼らを許したまえ。彼らは何をしているのか知らないのです。」という‘とりなし’の祈りをしました。これにより、イエスの肉体は殺害されて滅びましたが霊魂は楽園に行き、これ以降イエスを信じる者は霊的に救われる(霊魂救済)という今日のキリスト教の土台になりました。

私:本当に可哀相な生涯でしたね。普通、これだけ誤解され馬事雑言を浴びせられたらみんなを恨んで呪って死にますね。でも、許してとりなしたというのは、究極の博愛の精神なのですね。正に‘恩讐を愛する’という至高の愛ですね。このイエスの命を懸けた教えのお蔭で、今日の私達日本人の繁栄もあるのですね。

友人:そうです。終戦時、マッカーサーが日本に入ってきて、このキリスト教の精神を基礎に統治したお蔭で天皇家も守られ、日本は莫大な賠償金を払わなくてすんだし、何より焦土と化した日本に沢山の物資・食糧を運んできたのもアメリカでした。キリストの精神に基づいて統治したのですね。もし、これが当時のソ連に統治されたら、今の日本の姿は絶対にありませんでした。
終戦当時、ソ連は北方四島と北海道をくれ!と言いましたが、アメリカは断固はねのけました。また、被害をこうむった中国は当時、国民党の蒋介石が日本への賠償を請求しないと言ってくれたのも、日本の早期復興に繋がったのです。
蒋介石はキリスト教を学びアメリカのような国造りを目指したのですが、毛沢東の共産軍によって現在の台湾に追いやられてしまったのです。ですから、台湾は民主主義の国です。

イエスと一緒に処刑された右の強盗とは将来の民主主義世界を意味し、左の強盗は神を否定する共産主義世界を、イエスの代わりに釈放されたバラバがイスラームの世界を意味します。聖書とは将来への預言書であり、神が生きて今も尚人類を救済する為に働き続けているという証しの書なのです。

最後に、家庭を持てなかったイエスは「私は再び来る」と言い残しました。それが聖書の最後の黙示録です。日の出づる東の方に現れると予言しました。つまり東洋に再臨のキリストが誕生するという予言です。有名な内村鑑三は、「再臨のキリストが来る」という啓示を受けて山の頂上で祈りながら待ち続けたという話は有名です。
その再臨主の使命は?当然イエスの果たせなかった「神の家庭」を造り、我々人類に正しい家庭の在り方を教えて無原罪の家庭を増やす事です。現代はまさにその時を迎えているという大転換期なのです。

私:遠い中東の話が、実は私達の生活に直結した内容だったのですね。詳しい話をありがとうございました。
今迄現代神学を13回に亘って掲載しました。次回からはいよいよ出雲神学の本髄、「スサノウとアマテラスの正体」のシリーズに迫ります。   以上


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往診先で飼われているフクロウちゃん1

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同じく2
posted by 城北通り動物病院松江 at 17:53| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする